1月22日(日)に、ワークショップ「科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー 空力ボディ」を開催しました。
講師は、トヨタ技術会とトヨタ自動車(株)の皆さんです。

※トヨタ技術会
トヨタ自動車に勤務する社員が任意で加入する団体で、社内のエンジニアを中心に組織されています。
会員の技術・技能の向上および親睦を図り、さまざまな事業の技術分野の発展への寄与と地域社会への貢献を目的としています。

今回は、紙でクルマの模型を作り、ミニ風洞実験装置を使って空気抵抗を測定!
空気抵抗を減らすにはどういう形状にすると良いのか、実験を通じて学びます。

はじめに、クルマの走行中に空気がどのように流れているのか、実験装置で確かめます。
子ども達は、形状によって流れが大きく変わる様子に興味津々!
空気抵抗が少ないクルマのイメージを膨らませたところで、製作開始!

1回目は、ヒントをもらわず自由に形を考えて作ります。
完成したら、実験装置に入れて計測!
「なんで?!クルマがグラグラしてる・・・」
「思ってたより抵抗値が大きくなっちゃった」

2回目の製作前に講師がアドバイス!
子ども達は、左右のバランスやテープの貼り方など、空気抵抗を減らすコツを真剣な表情で聞いていました。

「空気がもれないように、すき間を無くしてみよう」
「なるべく滑らかに・・・流線形にしたよ」

子ども達は、ホイールにも紙を貼って段差を無くしたり、様々な角度で形を確認したりと試行錯誤を繰り返していました。
丁寧に集中して取り組み、いよいよ2回目の計測!
ほとんどの子どもが抵抗値を下げ、見事改良できましたね!

数値の良かった上位3名は表彰され、それぞれ賞品が贈られました。

「ちょっとしたことが空気抵抗に影響しているとわかり、おもしろかった」
「抵抗を少なくすることは、思ったよりもむずかしくて大変だった」
「いろいろと工夫して、2回挑戦できたのが楽しかった!」

今日は工作しながら、クルマの形の意味も楽しく学べましたね。
走っているクルマを見たら、形・抵抗値など考えてじっくり観察してください!